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殺生丸(せっしょうまる)は、高橋留美子作の漫画作品『犬夜叉』に登場する人物。アニメ版での声優は成田剣

人物 編集

犬夜叉の異母兄であり、純血の犬の大妖怪。膝裏ほどもある長い銀髪の美青年で、神楽曰く「優男」。額に月の形の紋があり頬に二本の紋様がはいっている(毒華爪使用時には腕にも紋様が出る)。大妖怪である両親の血を色濃く受け継いでいるため、全ての能力が他の妖怪と比べものにならないほど秀でている。四魂の玉にも無関心。鼻が利き、風の匂いだけで遠くで起きた出来事が分かり、状況を把握し、情報を得る。登場初期は表情豊かで台詞も多かったが、登場を重ねる度に無表情かつ無口になっていく。大妖怪である父への誇りに強くこだわり、一族の血統を重んじて半妖や人間を見下している。

他者との関わり 編集

邪見
数十年前からずっと仕えている従者。ほとんど気遣うような素振りを見せていないも、灰刃坊の闘鬼神によって両断された彼を天生牙で助けた(邪見は動揺しつつ感激していた)。アニメでは人頭杖を授けている。
りん
狼に噛み殺されたところを天生牙で初めて蘇生させた人物。彼女との出会いから当初の冷酷さが弱まることになる。冥道に踏み込んだ際、2度目の死を遂げた彼女に対してりんの命と引き換えに得るものなど何もないと自身に怒り、悲しんだ。その後殺生丸の母により蘇生され表情には出さなかったものの邪見を通しりんの復活を喜んでいることが明かされる。最終決戦では曲霊によって人質となり、犬夜叉一行と殺生丸が奈落の体内への侵入を余儀なくされる要因となる。奈落との戦いが終わったあとは楓の元で人里に戻る訓練をしている。殺生丸も着物などを持って楓の村を訪れている。
琥珀
奈落の命令でりんと殺生丸を襲ったが、奈落の命令であることを見抜いていて殺さなかった。奈落の部下でいた間は、彼の臭いを追って奈落を追跡したことも。後に白夜から逃げていた琥珀を救い、桔梗の死を知らせ、それ以来彼の同行を許している。
神楽
奈落の分身として面識を持つ。奈落打倒の為幾度となく頼られていた。当初は敵として対し、「助ける義理はない」と取引を断ったが、徐々に「これ以上動いても無駄だ」などと助言も行うようになる。
神楽の最期には真っ先に駆けつけ、天生牙で助けようとしたものの瘴気で消えゆく神楽を救うことはできなかった。
その死を無駄死にと侮辱した魍魎丸に対し激昂する場面も見られ、神楽の死によって他者の為に怒り、悲しむ心が生まれたと言われる。これが冥道残月破を得るきっかけとなり「無駄死にかどうかは私が決める」と奈落討伐への決意に拍車をかけることとなる。

作中での動向編集

初期は、理由なく人間を殺害したり手下の妖怪も簡単に葬るなど非道な存在として登場。半妖である犬夜叉の事を蔑み当初は、鉄砕牙を奪うため犬夜叉に何度も襲い掛かりかごめまでも殺そうとした。しかし、鉄砕牙を覚醒させた犬夜叉に敗北し左腕まで失ってしまう。

その後、犬夜叉を狙う奈落に利用され左腕に人間の腕を装着し、再び鉄砕牙を狙って犬夜叉を襲うが犬夜叉の執念により鉄砕牙を諦め戦いを中断し立ち去る。

鉄砕牙は諦めたものの、刀々斎に新たな自分の刀を打たせるべく龍の腕を左腕に装着し犬夜叉を強襲。鉄砕牙を折るべく攻撃を繰り返すが、犬夜叉が風の傷を放ち敗北。犬夜叉が風の傷を加減したことで命は取り留める。

刀々斎の刀を諦めるが、鉄砕牙を超える強い刀を手に入れるために奈落の分身の一人(悟心鬼)の牙から打ち出した妖剣「闘鬼神(とうきじん)」を手に入れると、以後はそれを得物として振るう。

奈落の心臓たる化身の妖怪(魍魎丸)との二度目の対戦にて闘鬼神は折れてしまう。魍魎丸との戦いの最中に、魍魎丸に神楽の死を侮辱されたことをきっかけに、殺生丸に「死を悼む心」が芽生える。その変化を感じた天生牙が、刀々斎を呼び寄せ、新たに武器として鍛え直された天生牙で、敵を直接あの世に送る冥道残月破(めいどうざんげつは)を放つことが可能になる。冥道残月破はなかなか円形に近づかなかったが冥界でのりんの死によって「愛しきものを失う悲しみと恐れ」を知り円形に近くなる。

父親の敵だった死神鬼から、冥道残月破と天生牙の実態を知って激しく動揺し、更に、父親がいずれは殺生丸の会得した「冥道残月破」も犬夜叉の鉄砕牙に譲らせるつもりであった由に気づき、父の自分に対する措置に激しい憤りを抱えるが、その中で父の真意について彼なりに熟慮する。

そして犬夜叉が鉄砕牙の真の継承者であることを確かめるため、周囲の反対を押し切って犬夜叉に一対一の戦いを挑む。激しい戦いの末、犬夜叉の継承者の証を見届けると、自らの意思で「冥道残月破」を犬夜叉に譲り、父の形見に対する執着を捨てる。

鉄砕牙への執心から解放されたということから、曲霊と戦いの中で父親を越える大妖怪へと覚醒し、失ったはずの左腕と共に殺生丸自身の力である「爆砕牙(ばくさいが)」を手に入れた。

最終回ではりんに着物を届けるなどして頻繁に人里に訪れている。その帰り、かごめに「お義兄さん」と呼ばれて、意表を突かれた様な憮然な表情をしていた。

アニメ版では初登場時からすでに原作中盤以降の無口に近いキャラになっている。理由は不明だが、完結編においては原作に多数存在した殺生丸が手傷を負うシーンが、曲霊との戦闘の一部を除きことごとくカットされている。総じて殺生丸と戦った魍魎丸、曲霊、奈落の弱体化が見られる。中でも原作で殺生丸を圧倒していた魍魎丸は、殺生丸に完敗するという正反対の改変を施され大きな弱体化を背負う事となった。

鉄砕牙とは別に、もう一つの父親の形見の刀「天生牙(てんせいが)」を持つが、天生牙は“何者も斬る事が出来ない”癒しの刀であった為、“斬る刀”である鉄砕牙に強い執着を向け、犬夜叉と幾度か戦闘を行った。

戦闘能力 編集

大妖怪の血を受け継いでいるため、完全な妖怪へと変化することができる。真の姿は巨大な犬だが、普段は人型を象っている。化け犬姿のときは激烈な破壊力を誇るが滅多に使わない。作中完全に変化したのも犬夜叉と戦った時、母親と再会した時、そして曲霊との戦いの時の計3回である。

空も自由に飛ぶことができ、殺生丸自身、強力な毒を持っている事もありあらゆる毒に対して高い耐性を持っている。ただし、曲霊の放つ「悪霊の毒」と奈落が本気になった際に放った高濃度の瘴気にはさすがに耐えられない。

一方で犬夜叉から風の傷を受け瀕死の重傷となっている。また、これは犬夜叉が手加減をした風の傷で尚且つ天生牙の結界も働いた上での結果であり、風の傷に生身で耐える妖怪の多さを考えると耐久力自体は一般的な妖怪とさほど変わらない。

技は劇中で下記に加え、何度か鉄砕牙を手に取って風の傷を放っている。神無の鏡の力で天生牙に鉄砕牙の力を写し取り金剛槍破も使用した。アニメでは更に爆流破、赤い鉄砕牙も使用した。

編集

毒華爪(どっかそう)
爪から骨をも溶かす強力な毒を発する。爪先から無数の針の様に飛ばす事も出来るが、毒華爪なのかは不明。
光の鞭(ムチ)
アニメオリジナル。正式名称不明。指先から妖力を鞭状に振るう技。但し、ゲーム「playstation犬夜叉」の主要攻撃パターンとして掲載していたものであり、その上アニメ限定の技である。
蒼龍破(そうりゅうは)
劇場版及びアニメオリジナル技。「天下覇道の剣」「紅蓮の蓬莱島」、完結編で一度使用。刀身に蒼い光を纏わせた後に蒼い龍を形どる衝撃波を放つ。天生牙・闘鬼神のどちらでも放つ事が出来る。威力は強力で、爆流破でも返せない。また、刀身を地面に突き刺して放つ事で地を這う様に衝撃波を放つ事も可能。
天生牙(てんせいが)
この世の物は斬れないが、あの世の物は斬れる。霊魂である曲霊に大きなダメージを与えることができる。
一度だけ死んだ者の命を救い、蘇らせることができ、邪気を浄化することもできる。真の慈悲の心をもって発動させると一振りで100の命を救うと言われている。
冥道残月破(めいどうざんげつは)
刀々斎に鍛え直されたことにより手に入れた技。空間を切り裂いて冥道を開き、敵を冥界へと直接送り込む。使用者の錬度によって冥道は真円へと近づいていく。母に与えられた試練により完成度が上がり、より円形に近づいた。
使用者の資質により、威力や特性が異なる。殺生丸の場合、他の使用者に比べ極めて巨大な冥道を開くことができる。
元々は死神鬼の技であり不完全な殺生丸の冥道は死神鬼の冥道に敵わなかったが、犬夜叉の鉄砕牙との共鳴により完全な円形になり技は完成した。その後の犬夜叉との継承争いでこの技は鉄砕牙に吸収され、天生牙から冥道残月破を放つことは不可能になった。
爆砕牙(ばくさいが)
父を超える条件であった鉄砕牙への未練を捨てた事で、左腕の復活と共に生まれた殺生丸自身の刀。この刀によって斬られたものは斬られた部分からダメージが全体に伝わり爆砕する。ただし爆砕している部分を意図的に切り離されると全体に伝わらずに爆砕が終わる。
火の息
ゲームオリジナル技。妖犬化した時のみ行う技。口から火を吹く。

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